昨日のつづき。
GSX400S(通称カタナ400)のエンジン不動原因を探ります。
試しにセルを回しますとスターターはきゅきゅきゅきゅ言いますが、初爆(燃焼室内に火が入った時のぼぉんっ!っていうヤツ)が全く感じられない。
いわばただセルモーターが回っているだけ。
そこでプラグをエンジンから外してセルを回し火花の散り具合を見ると、全く、ホントに全ーーーったく火が散ってない。
オーナー様の話を加味してもやはりイグナイターが突然死したのだろうなあ、と…。
で、イグナイターを交換するとしたらまずメーカーに部品在庫あるのか?そしていくらだ!という心配が出てきました。
いつまでも斬新なデザインが時間を感じさせないカタナですが、発売されたのは80~90年代。つまり約30年近く経ってるわけで。
部品が絶版になってても全然おかしくない。まあ旧車修理の時によくぶちあたる壁です^^;
とりあえずメーカーの部品在庫があるか調べてみて…吹いたw
なに5万てw
ウイークポイントある部品がこの値段て。しかも税抜で5万。こっわww
このイグナイター、カタナのウイークポイントあれこれって昨日もちょろと書きましたが実際過去にもカタナ400のイグナイター不良という現象は遭遇したことがありまして。
その時日記にも書いたはずなんだけどなーと過去ログ探したら、あったあった↓
あの時は新品に交換せず、ある業者さんに壊れたイグナイターを分解してリビルドしてもらったんだ。
当時と同じ方法を取れば費用的には新品パーツ取るときの半値以下でいける上、リビルドの際に追加オーダーしたら脆弱な部分を補強してくれたはず。
リビルドした後の日記↓もあった。
当時を思い出しつつリビルドの方法を調べ直してたら丁度オーナー様が来店されたのであれこれをお伝えした上で新品交換をせずリビルドはどうかとお勧めしてみました。
ただリビルドする際はひとつネックがあるんですけどね。
それは、時間。
壊れたものを業者さんに送って補修してもらうので往復発送の間プラス修理してる時間合わせて2週間くらいはかかってしまうんですね。
その間乗れないのですけど…でもどうせだったらこの機にきちんと業者さんに直して貰っといたほうがイイと思うんですよ、新品が完全じゃないんだもん。
それにリビルドすることで価格的な負担減るし。
とはいえ最終的な判断はオーナー様にお任せしますが…
ってここまで言うてもうたらリビルドってなりますわなw
オーナー様もリビルド案で納得頂きました。
この場合高い純正部品を付けるのを選んでもらっても、うちがまず高い価格の純正部品をメーカーから買わならんし、その際の利ザヤなんて微々たるもの。かといってリビルドを選んでも部品仕入れの際の利ザヤはゼロなんだけど。
まーぶっちゃけどっちでもいいやーっ\(^o^)/それよりもオーナー様にとっていいと思う方を選んでくれるたらいいんじゃない?こないだいっぱい修理してもらったところなんだし。というアレでしたがすんなりまとまってよかったです。
さて、早速イグナイターをリビルドしてもらうあれこれ手配してこよ。
つづく。