POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

YZF-R125フロントフォーク修理できたー☆

 おとついのブログに登場したYZF-R125の話の続き。

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 フォークのオーバーホールに必要な部品(シール類)が入荷まで一週間以上かかると聞いていたのでのんびり構えてたらなんか知らない間に入荷が繰り上がってて、さくっと入荷しちゃった\(^o^)/
 慌ててオーバーホール開始します~汗汗

 言うてシールが入ってきさえすれば他は全部そろってるし、逆車とはいえやるこた一緒なので集中して作業したら問題ない…はず…。

 なぜためらうのかというと、ぱっと見た感じ普通のミッション車って感じながら、何せ当店で販売したことがない車種しかも逆車、勿論触ったこともない未知の領域なので。
 謎の部品構成だったりしたら…と少し不安を感じつつ分解作業を進めていきます。

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 分解したところ、何っちゃ珍しいことのない普通な部品構成だったのでホッとしました。
 出てきたフォークオイルは元の色がわからないどころか今まで見たことないくらい墨汁ブラックに変色してたけど、まあ他はいつも通りのフォーク分解清掃でした。

 各パーツを綺麗に洗浄して組み直し、新しいシールに打ち換えました。
 これでもうオイル漏れはしないだろうしサスペンションとしてのパフォーマンスも改善されるでしょう!

 ということで修理完了すぐご連絡をし車両をお返しすることができましたーー\(^o^)/


 ところでお返しの際、逆車あるある的な事をオーナー様と少しお話しました。

 125㏄なのでメンテなどがあまり行き届いていないこと、そして購入したお店が閉店されたそうで今後修理が必要な際はどうしようと不安に思われているようでした。

 ただでさえ知らないバイク屋って入りにくいのに、他店で買った逆輸入車って持ち込むのハードル高いと思います。
 修理に持ち込んでもお断りされることもあるし…^^;

 でも断るお店側が一概に悪いとも言えないんですよね、逆輸入車や海外メーカーのものはサービスデータが入手しづらく、部品の取り寄せも苦労したりします。

 そして先にも書きましたが国産車とは部品構成というかセオリーというか、そういうのが違ったりするのでちょっと外装外すだけでも戸惑うことがあったり下手したら壊しちゃうリスクがあるのです。

 そんな手間やら面倒が沢山あるのに車体定価の設定が低いことから修理代金が思っていたより高い(ことは無いはずだけど車体が安い分なんかそんな話になることがある)とか揉めてしまうこともあり…。

 まあそんなでぶっちゃけ触りたくないって思うショップがあるのは仕方ないのです。

 今回のR125は部品がヤマハから出るしかろうじてサービスデータも見つけることができました。(フロントフォークって車種によってフォークオイル量や粘度が違うんでサービスデータが必要なのです!)
 なので今後も出来る限り当店でサポートしますし良かったらご相談くださいねーとお伝えしました。

 これは、逆車や海外製品を維持していくとほぼついてくる問題なのですが、知らずに手を出してしまったとはいえお客様が修理難民になってしまうのは気の毒です。
 元々他のお店で購入された車両でも修理を承るスタンスですし出来ることは対応しようと思います。

 いうて当店でも海外メーカー品やインチサイズで構成されている車両は修理をお断りしているのですが…汗
 今回のような逆輸入車や、国産メーカーの現地法人製品(例えば台湾ヤマハやタイホンダ製品など)でも対応できる場合があるかもしれません、無理なときもあるけど…一度ご相談ください。