約一か月近くお預かりしてあれこれしていたセロー250、ようやっと先日修理が完了しましたが、最後に書いたチェーン脱落対策で作ったスタビライザー(と店長は呼んでたが)ことウォールマリアについて、ちょっと付け足しのお話をしようかなと思います。
なぜならあのレース車両を使用しているチームのメンバーさん数名がどうやらこの日記を読んでいるみたいなので…サービス(なのかな?)w
まず。
なんで私がウォールマリアって名前で呼んだか!
(おっと早速どうでもいいやつキタ――(゚∀゚)――!!)
チェーンが外れそうもしくは外れるのって、チェーンが伸びてたわんだ拍子、または外側から何かが当たるなどして力が加わった拍子にチェーンがスプロケットの刃の上に乗っかったり、歯から外れたりする時だと思うのです。
そういう時でも、ウォールマリアの高さがチェーンがスプロケットの刃の頂点に乗り上げてしまったときよりも高いところまで壁を作ってくれている為、チェーンが内側に外れてしまうことはありません。
絵で位置関係書いたら↓こんな感じ。
つまりライナーくらいの巨人がぼかーんてやらないと越えられない壁っていうアレなんです~(分からない人はスルーしてくださいはいw)
まあこの名称については大体オチ分かってた方もいますかね!
ちなみにチェーンは内側に外れるとは限らないんじゃないの、って私は思うのですが。そこどうなんでしょね。店長に聞いてみました。
すると店長はオフは特に外から押されたりする場合が多く、それで内側に外れることが多いって言うけど。
ほんま~?って疑いの声を上げたら、ならばもしも内側と外側、外れる確率が半分ずつだとしてもこれがあれば1/2は防げると仰る。まあ確かにそうだわね。
さらに外側に外れようとした場合は元々車体についてるガードで、ウォールマリア程ではないにせよ多少防げるんではないかということでした。
んー。なるほろ(・∀・)
@今回チェーンが外れた原因と(はっきり言いきれないところもあるけど原因の一部と)して、フレームのステーが破損したことによるチェーンの位置関係があれこれしたような場合はガイドがどんなであってもなんかしら起きるだろうと…うん、まあそうだな、これぞライナーがぼかーんてやつか…まあ、納得。
とりあえずウォールマリアがある状態で使って見ていただいて様子見でしょうか、なんせ有効であろうと施している対策ですが、今までこういうアプローチの仕方ってあんまり見たこと無いし…。
もし有効だったら、真似してもいいですが…一応開発者ですから、えーとビールワンパックもしくは菓子折りくらい欲しいな!(セッコw)
個人さんは自己責任でパクって下さい、レクチャーとかはしませんが\(^o^)/
ところでですね、ワンオフ作成についてもう一つお話があるんですよね!
今回チェーンが外れた原因、周辺環境やホイール脱着時など後々のことも色々考えた結果ウォールマリア取り付けという対策になりましたが、ここにすんなりたどり着いたわけではありませんでした。
あれはまだフレームがえらことになってると判明する前だったかな…店長が手持ちの他車種部品を引っ張り出して眺めてました。
これらを使うもしくは組み合わせて作ろうと考えていたようです。
多分こないだからたまに貼り付けてるジータ製のチェーンガイドに近いような形状のものを、出来るだけ転倒時に当たらない場所に取り付けれるように。
例えばこれを…
こんな位置につけてみたりとか?
しかしこの位置だと、まあまあ近くに純正のガイド付いてるからなあ。なんかなあ。
こいうの二つつけてもいいんだろうけどそれぞれが近い位置じゃなくちょっと離した方が有効そうですよね。
そんなわけで上の部品を流用するのは却下となり、さらに色々考えた結果ウォールマリアを建設することになったのでした!(・∀・)
それにしても今回のセローは久々超大作な修理だったなぁ、お陰でブログのネタも事欠かず有難かった(ぇ
ともあれ今後も楽しくレース活動して頂けたら、そのお手伝いが出きればなぁと思います^^
ということで今度こそ、セロー250修理についてのレポ終了で~す!