さて！セローの泥沼的な洗車がようやっと終わったので点検開始します。
ライダーさんたちの話を聞くとエンジン内に何かしら問題が起きていそうな感じです。
レース走行中ヒートしてエンジンが止まってしまい、その時オイル量が半分くらいに減ってかつ黒煙も出ていたとか。
ライダーさんそして店長の見立てではエンジンうっすら焼けてオイル上がりしてるのと違うかなーということですが、開ければわかることですね。
ということでいざ、分解開始。
途中の作業は割愛し～まずヘッド。
オイル汚れが酷い。
でも汚れがしっとりした感じではなく乾いた汚れなので、オイル下がりではないと分かります。
やはり、オイル上がりか。
続けてピストンとシリンダーも分解。
シリンダーは一目で、あっあかん！て声出ちゃう状態でした＞＜
WPC加工（をこのエンジンは過去に行っています）した表面どころかメッキ面もぐりっと逝ってしまってますね…。
下側から覗いてみてもホーニングが薄れた痕跡が見えますし触ったらうっすら段付きも感じられるので、上死点と下死点両方で当たってたんでしょう。
こんな状態でよく頑張ったなあ、セローよ…。
そしてピストンはというと。
冠面にこんもり汚れが乗ってますが、横から見ると、あれ意外と無事…？
でも、もしもシリンダー新品にするんなら交換した方がいいんだろうなあとは思いますが…とよーく見ると…
クラウン部分当たってますね。
あと見た目ではわからないことですが、ピストンを抜く際抵抗無くすこんっと抜けたそうなので、リングがへたれてるもしくは削れてる気もします。
レース中オイルを足して足してなんとか完走することができたと聞いていますが、もしこの状態でもっと走ってたらリング割れて中でバラバラになってたかもしれないですねえ。
とか、たられば言い出したら切り無いですが＾＾；
とりあえず状態ざくっとこんな感じ。
そしてこれから恐怖の修理見積です。
いったいいくらになるのか、想像したらﾋｲｲ…て変な声でるけどとりあえず今日はここまで。
