TZR50R修理の続き。
なんとか無事健康なノーマルシリンダーをゲットできたので、早速組んでいこうと思います。
まずは手に入れたシリンダーの内壁に浮いてる小錆を取りつつ手ホニします。
全体にクロスハッチがつくようにペーパーでほにほに。
その後はもう慣れた作業です的にエンジンを組み上げ。
今回の組付け時にはちゃんとピストンリングの抵抗がありましたよ~ぐっっ、とね~☆
そして早速火を入れていきます。
一回残念なことになってますからドキドキします…異音出ないでね~~汗
祈りながらエンジン始動、異音なし!
そのまましばらくレーシングしますが、綺麗に吹け上がって勿論変な音もしない。
マフラーからぽんぽんぽんっとリズミカルに出る排気見てほんとホッとしました。買った中古シリンダー、ちゃんとした品だった~私が選んだヤツなので何気にエンジン火入れるまでドキドキしてたんです!\(ToT)/
しかしここでアレ!
好事魔多しいうんですかね…。
水を差す出来事発生です。
良かった良かった言いながら店長がレーシングしてるのを見てたら、突然 ぱしゅ! っていうてエンスト。
ぱしゅ?って何。
これでゴールじゃないの?
ちょっと…ヤメテ…orz
とりあえず車両を整備スペースに戻してチェックしていく店長、わー何やねんーとつぶやきつつあれこれ点検。
そして分かったこと→プラグの火が散ってない だと?!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
ここでエレクトリカルとは、なかなか心を抉ってくれます。
旧車、恐ろしや。
しかしプラグキャップとか周辺を調査していっても問題が見つからない。
このタイミングでCDIが逝ったとか?それどこの地獄か…とブルーになりつつも引き続き調査したら、原因発見!
なんと、スパークプラグがこのタイミングで死亡した っていうマジしょうもないオチ!
ズコーッ_(┐「ε:)_
いやしょうもないいうたらあきませんね。
エンジンに火入れてくれるプラグ、大事!
てことでプラグ交換。
そのついでといったらアレですがこっそりアース増設もしてみた。
旧車は車体自体が経年劣化してるので、その影響で変なところにいらん抵抗ができたりするんですね。
そこで改めてアーシングをしてあげることで点火効率が良くなり、その結果燃費・トルクやレスポンスの向上が見込めるんだそうで。
アーシングのあとはキャブを低速リッチめにリセッティングしました。
作業風景の写真撮り忘れた!のでこのあたり淡泊にに通り過ぎちゃうw
そしてさあいざ、シメの試乗だ~♪
試乗の結果、低速トルクはちょびっと厚くなって扱いやすくなったかな?
何よりとにかくスムーズに吹け上がってしっかり走ってくれました。
今回の修理はいくつかイレギュラーがあってちゃんと直せるんだろうかヒヤヒヤしっぱなしでした。
そしてかなり時間かかってしまって、ご予算も当初より上がってしまったし、オーナー様にも何度もお越し頂いて修理予定修正のっ話し合いをさせて頂き、その結果何とか修理することができました。
もぉぁーーー、良かったぁ!
それに尽きます^^;
ということでこれにてTZR50R修理、無事終了。
ご依頼頂いたK様、ありがとうございました!