いつもお仕事下さる近所の新聞屋さんから少し前に修理でお預かりした配達車両は、あっちもこっちもアレで修理するには費用が掛かり過ぎるので廃車することになりました。
ナンバープレートは早々に返納したのですが、車体はまだ店内に置いています。
で、今日別の車両なんですが、新聞屋さんがサイドスタンドががくがくしてスプリングが外れて跳ね上げることができなくなったという車両をお持ち込み下さいました。
サイドスタンド分解してみると、上げ下げのし過ぎて各所すり減ってしまっていました。
上の黒いプレートの丸い穴の部分にサイドスタンドが取り付けられているんですが、この穴が削れて径が大きくなってます。
患部、ズーム！
スチールがこんな感じに削れるってすごいな～。
でもこの写真だとどの部分がどんだけ削れたか分かりにくいので、シャフト側↓も見て頂きます。
このシャフトもスチール製ですが、銀色になっている部分が全部摩擦で削れています。
真横から見た方がより削れ具合がわかりやすいかな～？てことで真横↓
削れる前のフォルムをざくっと赤いラインで表現してます、そしてどんだけ削れてしまっているのかをノギス当てて測ったところ4㎜は削れてるっぽいです。
こういう摩擦が多い部分は勿論それを見越してそれなりに強度のある素材が選ばれているし、摩耗を和らげるためグリスアップもしてあるんですが、それでもこんだけ削れるって、なかなか！
これだけ削れていると外れたスプリングを取付しなおしてもまた外れてしまいますので、スタンド一式交換といきたいところですが、それですと新品のスタンドが到着するまで駐車できない、つまり使えません。
ならば～ってことで先に廃車が決まったギヤからスタンド一式を摘出し取付しました。
交換したスタンドも中古だしそんな状態良くはなかったのですが、二台のスタンドを両方外して双方見比べ、よりましな方を寄せ集めて取付しました。
そしてよりアカン方は廃車する車体にそっと取付して車体と一緒に廃棄しますｗ
廃車したほうのギヤ、色々壊れすぎて使いどころないわーと思ったけど、最後に部品取りできてエコ～っていうか、有効活用できたことが嬉しいし、新聞屋さんもすぐ直ったので喜んで頂けたのではないかな。
さて閉店時間がきたので今日はこのくらいで。また明日ﾉｼ
