先日新聞屋さんでお使いの、色々聴牌な状態のGEARを処分することにした…っていう話を数日前にしたかと思います。
あの車両ぱっと見では分かんないと思うのですが、実は去年エンジン腰上焼けていて、その際63㏄のボアアップKITに組み替えつつ二種に登録変更をしていたんですよ~。
50㏄から63㏄へのボアアップて、えらい小幅なボアアップやな~と思われました?
でもあまりにボアを広げすぎると、新聞屋さんの過酷な使用環境ではなんぼももたないのであえて上げ幅の小さいボアアップキットを選んでいます。
あとね、13㏄ぽっちと思うなかれ~ですよ?50㏄から63㏄って冷静に考えたら20%以上の上げ幅なんですよね!
実際KIT組む前と後って明らか分かるくらいにパワーアップしてるって新聞屋さんも言うてました。
まあそれなりのお値段するKIT組んでる上に、マッピング変更する機器も取り付けしてるんだから体感出来て当たり前っちゃ当たり前か~ってアレなんですけどねw
しかしながらKIT組んで一年ちょいで車体が動かなくなってしまってちょっと残念…。エンジン焼けて動かなくなったってわけでもないから余計に残念。
んで、一年結構な坂道50㎞をほぼ毎日という負荷バッチバチ環境で使ったボアアップKITはどうなってるのか?気になります!
皆さんもエンジンの中、見たいよね~?^^^^^^
てことでエンジン分解してみましたYO\(^o^)/
(もし取り出したKITの状態がよければ他の車両に再利用できないかな~?っていう新聞屋さんの要望もあったし…w)
まずピストン↓
スカート部分に縦すじ、きてますね~焼けてるいうほどでもないけども…^^;
リングのほうは見た目に分かりませんが、それなりに摩耗してるんじゃないかなあと思います、さらにリングがへたれたら焼けちゃいそうですね~。
そしてシリンダー↓
こちらもうっすら縦すじっぽいのがついていますが、指で触って明らか分かるような凹凸はありません。
しかしこの縦すじによってクロスハッチが消えかけている、つまりオイルを内壁に保持しにくい状態になっているので、あまり良い状態ではないといえます。
毎日ぎゅん坂を50㎞っていう使用環境に、この中古KITはそんな長く耐えられないんじゃないかなぁ~^^;
ということで摘出したKITを再利用というのはやめておこうってことになりました。
しかし今回エンジン開けてみてよかったなあと思います。
あの車両をボアアップするのにかかった費用と今回確認できたエンジンの状態についてや、去年焼けた時点で修理しないで新車にお買い換え頂いた場合かかる費用(その場合は50㏄だからぎゅん坂にはパワー不足という不満は残る)、はたまた50ではなく110㏄などの二種車両に買い替えるとしたら…など色んなパターンやらその際にかかるコストを考えてみたんです。
その結果エンジン焼けついでにボアアップKITに切り替えるっていうのなら、長寿命ではないけどコスパ的に悪くないかなー?という結論に到達できたので^^
まあ常に同じような使用環境とは限らないし同じ壊れ方をするとも限らないのですが、こういうデータがあるとないとでは判断が変わってきますよねーっていう、締めてみれば誰特?なお話でした。おしまい\(^o^)/